「飼い主のいない猫対策について」講演会
3月31日午後、15名の参加の下、「猫から目線」代表の小池 英梨子さんから「飼い主のいない猫対策について」講演をしていただき、その後、質疑応答を行いました。
講師からは、猫の由来、すなわち外来種で、1900年初頭のペストが大流行した際にネズミ駆除のため国策で広められたことや発情期の泣き合い行動、糞尿被害の苦情など最近地域で起きている問題について、さらには、その対策としてのT(捕らえて)N(避妊手術をして)R(元のところに戻す)活動、地域猫活動の意義・効果などについて説明がなされました。
質疑応答では、受講者からいかに糞尿被害やうるさい発情期の鳴き声に悩ませられているかが語られ、エサをやらない、エサを与えるなら室内で飼うよう強く何回も言ってほしい等の話がありましたが、現在の法制度の下では、強制力もなく効果は疑問とのことで、最終的には、自治会が参画して、エサを与えている人の協力や被害を受けている方達の参加を得て、早急にTNR活動を行うことが合意されました。
これからエサやトイレの管理をどう進めるかの課題もありますが、この講演をきっかけに講師が指摘されていたように、人と猫との共生というよりは、さまざまな価値観を持つ人と人との共生に向けて、大きな一歩を踏みだしたといえるのではないでしょうか。
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